家に着いた

 

いつもは何も意識していなかったこのドアが

 

やけに大きく見える

 

いざ、戦場へ・・・(爆)

 

 

 

 

 

 

ガチャ

 

 

「ただいま」

 

「あ、お帰り♪」

 

この女は僕がどんな気持ちなのかわかっているのだろうか

 

 

 

 

 

 

「どうしたの?」

 

さすがに僕の顔を見て不思議に思ったのか

 

彼女はそう聞いてきた

 

「実はさ、友達に話し聞いてくるって言ってたじゃん」

 

「うん」

 

「色々聞きすぎておかしくなりそうなんだけど・・・」

 

「何を聞いてきたの?」

 

「・・・お前の過去・・・」

 

 

 

 

苦しい

 

 

苦しすぎますこの空気!

 

 

どうしたらみんなに伝わるのでしょうかぁ〜!

 

 

 

「・・・」

 

それから彼女は黙り込んでしまいました

 

何か、いけない雰囲気を感じ取ったのかもしれません

 

「もう全部はっきりさせたいんだ」

 

そうして僕は全部を話しました

 

 

 

 

このとき泣きそうでした

 

僕が

 

 

 

 

 

 

「・・・今までの話は本当?」

 

「・・・」

 

「答えてくれ、もうおなかには子供がいるんだ」

 

「・・・」

 

「俺たちの間に溝があったんじゃあ産まれてくる子供が幸せにはなれないぞ」

 

「・・・」

 

「もう親に話をしよう。このままじゃ埒があかないし」

 

「・・・それだけは嫌・・・」

 

「そんなのが通じると思うの?」

 

「でも、産むんでしょ?そう言ったじゃない!」

 

「馬鹿のことを言うな・・・」

 

「何で!?過去のことでしょ!」

 

「お前・・・」

 

「男ならそれくらい忘れなさいよ!!」

 

 

 

 

 

 

プチ

 

もう切れました

 

これは男だから忘れるとかいう問題でしょうか?

 

 

 

絶対違うと思います!!

 

第一、こういっている今も嘘をついてるんです!

 

彼女は今も

 

 

 

<パパ>がいるんです!

 

 

 

 

「じゃあ今嘘をつくなよ!!」

 

その言葉に驚く彼女

 

「今もパパがいるんだろう!!」

 

「風俗の仕事だって今もしてるじゃないか!!」

 

「そんなんで何が結婚だよ!!」

 

「それだって俺の子供じゃないかもしれないんだ!!」

 

 

 

 

彼女は泣きませんでした

 

と言うより

 

泣かせませんでした

 

 

 

友人の奥さんから

 

「あの子は女優だ」

 

と言う言葉を聞いていたからです

 

 

 

「・・・もう親を呼んで話をしよう」

 

「それは絶対嫌!!」

 

 

「勝手にそう言ってろ」

 

「でも、そう言っている間にも子供は大きくなっていくんだぞ」

 

そうして彼女は自分の家に帰っていきました

 

 

 ←現実に帰る?     続く