プロフィルただの百姓 & 百姓になりそこない ^-^;
Sr.アヒル殺しもう、20年以上前のことです。売れ残りの野菜を近所にやったところそれを食べたアヒルが全滅してしまいました。因果関係ははっきりしなかったとはいえ、事の重大さにに驚くと同時に大変ショックでした。それ以来“アヒル殺しの○○”と不名誉なニックネームを頂戴してしまいました。野菜は一通り作りますが専門はジャガイモ作りでした。慣行農法でやっていた時は数台のトラクター、数十人の雇用人、見た目は派手ですが最後は借金の山、銀行にも相手にさない破産状態に陥っていました。これではいけない、何とかしなしなければと考えていた時です。神の采配でしょうか、丁度その頃、知人からEM菌というものがあるが使ってみないかと勧められました。これが有機農法に転換した直接のきっかけでした。 EM菌を使い始めてみたもののその当時、誰もEM菌の使い方を知りません。そこで自家用野菜や庭の花にとにかく撒いてみました。すると明らかに差があります。そこで本格的に使い始めたわけです。しかし化学肥料と農薬で痛めてしまった土壌がそう簡単に回復するものではありません。最初は空き缶片手に虫を拾って歩きました。試行錯誤の結果、何とか収穫できるようになるまで3年ほど掛かりました。 しかし、何が幸いするかわかりません。EM菌の使い方を教わる人がいませんからボカシや堆肥を作らず直接圃場に撒きました。そして菌の栄養となる雑草や米ぬかを入れてみました。勿論、無闇にやったわけではありません。山の木は水も肥料もやらないのに何故あんな大木に成長するのだろうと、毎日のように山に入って土を掘ったり、匂いを嗅いだりと徹底的に観察しました。すると教えてくれるのです。山の木や道端の雑草が、そして野菜達が、土が。 EM菌は今では相当量使われています。しかし、成功例はほんの僅かしかありません。使い方を知らないからです。EM菌や土着菌などの利用は、微生物相が貧弱な無施肥への転換初期には有用でも、その後は使う意味がありません。何時までも頼れば必ず失敗します。 何故でしょう。微生物に生かされている分際で、人がそれを使おうなどと、傲慢非礼かつ身の程知らずの思い上がりが、施肥同様の結果を招くのです。一見、微生物資材で成功しているように見受けられる場合もあります。でも実態は、微生物を使っているからなのではなく、知らずに有機物の使い方が自然の理に合致しているに過ぎません。つまり、人が微生物の飼育係として使われた結果なのです。 土を使う農業をする限り、微生物抜きでは人は何もできません。また、微生物の力を借りない限り地球そのものの環境の保全、維持は不可能です。 野菜作りを40年。余りにも簡単に出来るようになると面白くも可笑しくもありません。キノコを始めて本当のことが分かってきました。畑では最初にキノコ菌が働き、土を作っている。キノコ菌を働かせることが出来れば他の微生物は勝手に働く。ということが。 Sr.百姓もどき自称、“百姓もどき”です。百姓 高橋丈夫氏の著書「生命農法」に出会い、私如きが百姓と名乗るのは百年、いや千年早いと悟らされました。それまでは一応、百姓のつもりでいましたが以来"もどき"で通しています。そこで“もどき”は、“もどき”らしく他人の知識や技術で格好だけ付けるのが“もどき”の本分?と自分では何もしないことにしまして(^-^;アハハ...。しかし百姓になれない“百姓もどき”でも素晴らしい農法を皆さんに伝えることはできると考えこのhpをアップすることにしました。hpの全てのコンテンツの文責は“百姓もどき”にありますが内容は“アヒル殺し”の語るところと寸分の違いもありません。 ブラジルのサンパウロ州で30年間、鶏(採卵)を飼い最近転業。現在は私も、キノコ菌飼育係です(笑)。自然に委ねる、菌群の集団飼育とちがい、人工環境下での単一種の飼育は、菌のわがままを一つひとつ聴いてやらなければ、一本のキノコも与えては貰えません。自然から遠ざかるほど、自然を知らなければならないのです。日々、菌の顔色?を伺いながら糊口を凌いでいます。 有機農法に関心を持ち始めたのは、家族の病気がきっかけで自然食を始めた時からです。アヒル殺し氏のことを雑誌で知り早速、畑を見せて貰い説明を聞いて「これは本物だ」と思いました。 有機栽培というと最近までは物好きの一種の名人芸のように見られていたようです。私も同様でした。ところが彼の農法は全くそのようなところがありません。誰でも直ぐできるのです。特別な資材も、一般的あるいは特殊な農業技術、知識も必要ありません。 むしろ慣行農法や有機農法、自然農法の既存の技術や知識は、邪魔になりこそすれ何の役にも立ちません。肥料や農薬、堆肥等の知識は一切必要ありません。使わないのですから。 慣行農法の知識が邪魔になるのは近代農業は「殺し農法」だからです。人は勝手に病原菌、害虫と称してそれらを殺し何の疑問も持っていません。「殺し」から一体何が生まれるというのでしょうか。殺し続ければやがて「食物連鎖=生命連鎖」ですから自分自身を殺すことになります。「生かす!」全てを生かす。これが本物の農業(本来の農のわざ)。これからの農業です。 炭素循環農法は非常に単純明快な農法なのですが理解できる人が殆どいません。アヒル殺し氏の農場には五千人以上の見学者が訪れています。しかし本当に理解してくれたのは十人いるだろうかということです。何故でしょう。現代科学を基礎とした慣行農法の知識では理解できないことばかりだからです。従来農法とは根本的に違います。次元が一つ違います。 しかし、これからは誰でも理解でき、誰がやってもほぼ同じようにできるような理論と技術の確立が必要と思います。 養鶏を例に取りますと数百羽の養鶏に応用できて百万羽単位では応用できないというのではダメです。世界的に見て現在、数十羽万以上の養鶏場の生産物が大部分を占めます。畑作なら家庭菜園から何万haまで同じようにできなければ確立された技術とは言えないでしょう。また熱帯、寒帯、湿地、乾燥地と幅広い環境差の中で一様に応用可能でなければなりません。
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