愛して恋して悩んで別れて、恋愛の名言集
[3月分]

「恋愛は結婚よりも人の気に入る。小説は歴史よりもおもしろいという理由からである」
…シャンフォール(18Cフランスのモラリスト)



「愛は自己への獲得である。愛は惜しみなく奪うものだ。
愛せられるものは奪われてはいるが、不思議なことに何物も奪われてはいない。
然し愛するものは必ず奪っている」…小説「惜みなく愛は奪う(著・有島武郎)より



「恋は時間の問題じゃなく、量の問題よ。あたしには十年の恋も一日の恋も同じなの。
まっとうなブルジョワたちには、気持をだらだらと引きのばすことも大事でしょうよ。
あの連中はしまり屋だから、金持になるのよ。いっぺんに薪を燃やすことはしないんだわ。
でも、金もうけにはそれでもいいでしょうけど、恋には何の役にも立ちはしないわ」
…小説「愛の讃歌(著・シモーヌ・ベルトー)」より



「おまえにひとつだけ頼みがある。
おれの墓がきれいに掃除されているかどうか、見てきてくれ」
…レモン・ジェファースン(盲目のブルース歌手)



人間を誘惑できないような者は、また人を救うこともできない
…キェルケゴール(19Cデンマークの哲学者)



「あなたの涙に 果実の核ほどの意味があるか 
きみの一滴の血に この世界の夕暮れのふるえるような 夕焼けのひびきがあるか」
…詩「帰途(作・田村隆一)」より



恋愛とは、売春の趣味だ。
しかも、いかに高尚な快楽といえども、売春に還元し得ないものはない」
…ボードレール(19Cフランスの詩人)



「手の上なら尊敬のキス。
額の上なら友情のキス。
頬の上なら厚情のキス。
唇の上なら愛情のキス。
閉じた目の上なら憧憬のキス。
掌の上なら懇願のキス。
腕と首なら欲望のキス。
さてそのほかは、みな狂気の沙汰」…グリル・パルツァー



「人が心から恋するのはただ一度だけである。それが初恋だ。
それからあとのかずかずの恋は、初恋ほど無意識のものでない」
…ラ・ブリュイエール(17Cフランスのモラリスト)



「たいていの男は、割と簡単に『愛してるよ』と言う。
しかし、本当に難しいのは『僕と結婚してくれるかい』と言わせることだ」
…イルカ・チェイス



「三つのマッチを一つ一つ擦る夜のなか 
はじめは君の顔を一度きり見るため 
つぎのは君の目を見るため 
最後のは君の唇を見るため 
残りの暗闇は君を抱きしめながら
今の全てを思い出すため

…ジャック・プレヴェール



「お前の唇はにがい味があった。あれは血の味だったろうか? 
・・・・・・いや、ことによるとあれは恋の味かもしれない。
 恋はにがい味がするというから・・・・・・」…小説「サロメ(著・O・ワイルド)」より



「迷ったり傷ついたりしない人間がどこにいるのよ? 
 それともあなたは迷ったり傷ついたりしないって言うの?」
「もちろん俺だって迷うし傷つく。ただそれは訓練によって軽減することが可能なんだよ。
 鼠だって電気ショックを与えれば傷つくことの少ない道を選ぶようになる」
でも鼠は恋をしないわ
…小説「ノルウェイの森(著・村上春樹)」より



「女が君たちを愛すると誓っても、常に必ずしも信じるわけにはいかない。
しかし、君たちを愛さないと誓ったときにも、やっぱり信じすぎないがよい」
…小説「囚われの女(著・ブールジェ)より



「女性が最も激しく愛するのは、往々にして最初の愛人であり、
最も上手に愛するのは、つねに最後の愛人である」
…「楽天家用小辞典(作・A・プレヴォ)」より



愛は最高の奉仕だ。みじんも、自分の満足を思ってはいけない」
…太宰治(作家)



「愛する女が他人に身をまかせることを表象することは、
自分の欲望がさまたげられるから悲しむだけでなく、
また愛するものの表象像を、他人の生殖器および放射精液と結合せざるを得ないところから、
ついに愛するものを嫌うにいたるのである」…「倫理学(著・スピノザ)」より



頼むから黙って、ただ愛させてくれ
…ジョン・ダン



「愛は私にあるのでも相手にあるのでもなく、いわばその間にある。
間にあるというのは二人のいずれよりも
またその関係よりも根源的なものであるということである」…三木清(哲学者)



「生物は雄と雌に分かれ、性によって増殖する道を選んだばかりに、
細菌のような分裂増殖による不死は失ったってこと。
性の代償は死だった。
性愛(エロス)と死(デス)は兄弟ってわけさ」…小説「生ける屍の死(著・山口雅也)」より



「情念は過度でなければ美しくありえない。
ひとは愛しすぎないことには十分に愛していないのだ
…パスカル(17Cフランスの哲学者)



「彼が夕食に遅れるときは、浮気しているか死んで道端に転がっているかのどっちかなのよ。
道端でくたばっているほうがいい、といつも思ったわ」…ジェシカ・タンディム



「結婚するとき、私は女房を食べてしまいたいほど可愛いと思った。
今考えると、あのとき食べておけばよかった」…アーサー・ゴッドフリー



「結婚をしないで、なんて私は馬鹿だったんでしょう。
これまで見たものの中で最も美しかったものは、腕を組んで歩く老夫婦の姿でした」
…グレタ・ガルボ(女優)



「恋することをやめたら、世界は一枚の巨大な岩の中に閉じ込められてしまう。
そこからは何も生まれない」…小説「彼岸先生(著・島田雅彦)」より



「われわれが恋愛について話しはじめるや否や、ただちに第一の問題が出て来る。
すなわち、人はなにを愛するかという問題である。
これに対して人がなし得る唯一の答は、
人は愛されるにふさわしきものを愛す
ということである」…キェルケゴール(19Cデンマークの哲学者)



「恋愛の厄介なのは、それが共犯者なしにはすまされない罪悪だという点にある」
…ボードレール(19Cフランスの詩人)



「テーブルをはさんだ ちょっと遠い二人より 触れる肩先の 緊張感がいい」
…山崎まさよし「中華料理」より



「恋においては、われわれの虚栄心はあまりにたやすい勝利を軽蔑するものであり、
どの種類の恋でも、男は向うから差し出されたものの価値を誇大視するものではない」
…「恋愛論(著・スタンダール)」より



「亭主とは、恋人から神経を抜き取った残りかすである」…ヘレン・ローランド



恋とは尊くあさましく無惨なもの也」…樋口一葉(作家)



「『君の気持ちはよくわかる』などとは言うな。
相手はそこだけしか覚えていない」…大橋武夫



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