
シンクロナイズドスイミングを観戦して感じたこと
団体テクニカルルーティンを終えて1位ロシアとの差は0.070。芸術性よりも技術に定評のある日本に
とって点数以上に大きな差があっただろう。ただでさえ「始まる前から半ば順位が決まっている」とされる
シンクロの国際大会で日本のフリールーティンでの逆転はほぼ不可能といってもよかった。しかし私は日本
の逆転を信じて疑わなかった。というよりも、本気で逆転して欲しかった。それは、25日のデュエットフリー
28日の団体テクニカルの観戦を通じて、会場の心を1番捉えているのは日本選手であるという確信が
あったからである。
フリールーティン当日。私は正直退屈していた。前日のテクニカルでは全ての国の演技を素晴らしいと感じ
ていたのにこの日は逆に「うーん・・・」という気持ちでいっぱいだった。気のせいか会場の雰囲気もテクニカル
に比べて低調であるように感じた。ホスト国オーストラリアを始めとするアメリカやカナダなどの多数のファンが
駆けつけている国(日本もそのひとつだが・・・)の時は確かに大きな歓声がファンから送られるが自国以外へ
の声援はほとんど送られない。1位ロシアの時もテクニカルの時程の盛り上がりはなかった。
オーストラリア、ロシアも演技を終えロシアがほぼ金メダルを確定。ますます退屈。しかし、日本の演技が
始まった瞬間私は震えた。リフト、陣形、足技の全てが力強く、そして美しかった。気が付くと演技が終了。
そして会場は日本人でない人も立ち上がりそして歓声をおくっていた。
結果は銀メダル。しかしロシアよりも高かった芸術点、どの国よりも大きかった歓声が誰が、記録を超えた
ところで、1番心をつかんでいたかを物語っていたと思う。
アトランタ五輪のシンクロ中継の際解説者が「シドニーはロシアがきますネ」と語ったそうだ。今私は確信
している。「アテネは日本がくる。」
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