ヤングスーパーマン
| 最近テレビを見ることがめっきり少なくなった私だが、毎週欠かさず見ている番組が一つある。NHK海外ドラマ『ヤングスーパーマン』だ。クリストファー・リーヴ主演の映画『スーパーマン』のシリーズは好きで一通り見ているが、この『ヤングスーパーマン』はまた違った魅力に満ちている。内容はタイトルの通り、若き日(高校生)のスーパーマンの物語である。映画のパート1で彼の生い立ちが出てきたが、地球に落下して地球人の夫婦に拾われて育てられたこと、高校生になってラナという女の子に片思いしている設定などは同じである。(映画の夫婦はスーパーマンの祖父母と言っていいくらいの年ではあったが。ちなみに『ヤングスーパーマン』の方の養母役の女優さんは映画『スーパーマン3』でラナ役をやっていた人。続編でスーパーマンの恋人、ロイス・レインの恋敵になるはずだったらしい。クリストファー・リーヴは出演依頼を断り続けたが高額なギャラで説得されパート4にも出演した。その後落馬して再起不能と言われるまでの重症を負ったが奇跡的に回復。)違うのは時代背景、人物関係、それになにより製作者たちのドラマ作りのコンセプト。この物語の設定はマリオ・プーゾの原作にあったものなのか、映画やドラマのオリジナルなのか気になるところだ。(マリオ・プーゾは、ゴッド・ファーザーの原作者でもあることは知る人ぞ知る事実である。S.F.とギャングストーリー。すごい才能だ……。) 映画の『スーパーマン』はわりとコメディータッチで作られており、悪の組織も三人組と貧相だ。おまけにマヌケ。特にボスのレックス・ルーサー、ドラマと映画の共通点はスキンヘッドなところだけで(映画ではヅラをかっぶていたが、ドラマではナシ。)年齢もクラーク・ケント(スーパーマンの人間名)との関係もぜんぜん違う。映画ではレックスは彼よりずっと年上でありクラークがデイリー・プラネット新聞社に勤める傍ら、スーパーマンとして活躍を始めた後に会うのだが、このドラマ『ヤングスーパーマン』では二人はレックスが少し年上のいい友達なのである。クラークがラナに片思いをしているのは先述したとおりだが彼女にはホイットニーというボーイフレンドがおり、少し冷たい男なので二人の関係はこじれる事が多い。 |