南昌市 Nanchang-shi (江西省)
★南昌市について
南昌市は江西省の省都であり、この地区の政治・経済・文化の中心地です。面積は7,402平方km、人口は約424万人で、5区4県を有しています。ちゅうごく最大の淡水湖・鄱陽湖の西南、贛江のほとりに街が広がっています。
南昌は1927年8月1日に周恩来、朱徳などが先導した「南昌八一起義」と呼ばれる共産党革命軍の武装蜂起が起こった場所として知られています。これはその後の人民解放軍の起源となるもので、南昌は「英雄城」と称えられるようになりました。現在でも街中に起義にちなんだ地名が多く見られます。
現在の南昌は、少し開発の遅れた地方都市という感じでした。北京西駅と香港とを結ぶ京九鉄道が全線開通してからは、主だった都市に向かう列車が通るようになり、それに伴い街の発展も進んでいるようです。
滕王閣近くより市街地を見たところ おっちゃんは「福岡の中洲に似てる」と
★南昌へのアクセス
広州から南昌へは飛行機が1日2〜3便運行されていて、所要時間は1時間5〜10分です。また、上海からは虹橋空港より1日2〜3便、浦東空港より週2便が運行されていて、所要時間は1時間〜1時間5分です。
南昌昌北空港は市内から28kmのところにあり、タクシーだと約40分とのことです。リムジンバスは空港から市内行きは駅前西路の鄱陽湖大酒店までで、所要時間は約1時間。市内から空港行きは市の中心部の南西、洪城路の民航チケット売り場(民航花園酒店があるところ)から運行されており、所要時間は約45分です。ガイドブックには北京西路のチケット売り場から、とありますが、そこからのリムジンバス運行はないとのことでした。
京九鉄道が通っていることもあり、鉄道の本数もかなり多いようです。
★南昌の見どころ
南昌の見どころのほとんどは革命関係のもので、中国の近代史や共産党の歴史に興味のある人にはとっても楽しい街だと思います(こういうところは重慶と一緒)。興味のない人にはあんまり面白い街ではないですね〜。
南昌は贛江のほとりに広がる街ですが、繁華街は贛江の東岸側に広がっています。メインストリートは南北に走る八一大道、そこから西に伸びる中山路周辺が市街地の中心です。八一大道にある八一広場には南昌起義記念塔がそびえています。
南昌はちょうど広州と上海の真ん中辺りにある街ですが、街の雰囲気なんかは上海に近いかな〜という感じでした。料理にしてもそうだったし、江南文化の圏内なのかな、と思ったです。
南昌市内の交通はタクシー、バス。タクシーは初乗り6元、料金の1元以下のところは四捨五入しているようでした(7.3元だったら7元、7.8元だったら8元という感じに)。バスには乗っていないのですが、空調バスは見たところほとんど走っていませんでした。
◎南昌八一起義紀念館
住所:南昌市中山路380号
開館:8:00〜18:00
料金:25元(学割なし)
1927年8月1日に周恩来などの指揮の元行われた、共産党の武装蜂起「八一南昌起義」の総司令部があったところ。もとは江西大旅社があり、建物は1924年に建てられたものです。1957年に紀念館としてオープンし、1961年には全国重点文物保護単位に指定されました。その後、愛国主義教育模範基地にも指定されています。つまり共産党の聖地ってところですね〜。
かなりがっしりした建物
内部は八一南昌起義や革命の歴史に関する詳しい展示がされ、当時の指導者たちが使った部屋はそのまま保存されています。25号室は周恩来の執務室だったところです。革命の歴史に興味がある人は別にして、多分ほとんどの日本人には「ふーん」というくらいのものだと思います。実際、毛沢東と周恩来くらいしか知ってる名前もないしね。
当時の指導者たちの胸像
建物は1920年代のスタイルで、個人的には展示物より面白かったり。階段の様子とか、私が通ってた高校の旧校舎(今は建て変わっちゃったけどね)に似てました。
◎江西省博物館
住所:南昌市新洲路99号
開館:8:30〜16:00(昼休みあり)
料金:20元 学割10元
URL:http://www.jxmuseum.com
1999年に現在のところに移転オープンした博物館。歴史博物館、革命博物館、自然博物館の3館からなる、かなり大きな博物館です。すべての館の収蔵物は10万点以上に上ります。
正面は歴史博物館
私たちは時間がなくて(お昼休みにかかってしまった・・)歴史博物館だけを見学しました。歴史博物館は江西の歴史、青銅器、江西の客家、それに陶磁器の4つの部分で構成されています。陶磁器のところには景徳鎮の陶磁器も多数展示されていました。
建物はきれいだし、展示物もそんなに貧相なわけじゃない、展示方法も結構頑張っているのに、、、、どうしてもぬぐえないさびれた雰囲気・・・。お昼休み前だったことを差し引いても、やっぱりお客さんがいない。。人がいない→職員のやる気がない→異様に照明が暗い(節約?)と、悪循環をたどっているような気がしてなりませんです。せっかくすごい建物つくってるんだから、HPも他の博物館に比べれば頑張ってるんだし、もっともっとアピールしてもいいんじゃないかなぁと、なんだかいろいろ考えさせられる博物館でした。
★南昌で食べる
南昌料理、というモノがどんなのか結局良く分からなかったのですが、太目のビーフンを炒めた「南昌炒米粉」はどの店にもあったし、そこら辺の人もみんな食べてたし、これが一番有名なのかな?市の中心部にある福州路には江西料理を中心に中国各地の料理を出すレストランが並び、南昌の美食街として知られています。
また、市内には上海、杭州など江南地区の料理を出す店が多く見られました。
八一大道から福州路に入ってすぐのところにあるレストラン。黒い看板に「0791」の文字が目立っています。「新概念」というのが良く分からないのですが、店内はかなりおしゃれな感じです。
メニューは多分江西料理を中心としたもの、それに少しアレンジを加えてあるのかな?味付けは広東よりは上海に近い感じ、ちょっと濃いです。おすすめだったスープがおいしかった♪
店内はきれいだし、トイレもきれいだし、サービスもまあまあ、ここなら普通の日本人でも大丈夫と思います。日本語は多分全く通じませんが。。。値段は広州や上海などの大都市に比べるとかなり安いです。
店名の「0791」って何やろう?とかなり考えてみましたが、多分南昌の市外局番なんだろうということで結論。。
食べたもの:茶樹哩ホ畏排骨、炒米粉、贛醤肉絲
◎咸亨酒店江西南昌分号(南昌市民徳路48号)
本店は浙江省・紹興にある居酒屋。紹興の本店は魯迅の小説に登場したことで有名です。南昌のお店は、居酒屋というより普通のレストランの雰囲気です。
メニューは浙江地方の料理が中心でとろみのついたスープやあんかけのような料理が多い印象でした。味はまあまあ。サービスはローカルレストランそのもの、という感じです。
食べたもの:西施豆腐、アヒルとたけのこの唐辛子炒め
★南昌のホテル
南昌は省都なので、高級ホテルから格安ホテルまで、ホテルの数はかなり多いようでした(私たちは泊まってないんですけどね〜)。この街での最高クラス、4つ星級のホテルが5つくらいあります。