呪 詛
「貴方に幸せな未来なんて無い。待っているのは私と同じ運命だけよ。 私も貴方の一番大切なものを奪ってやるわ。逃げられると思うなよ・・・・ 呪ってやる・・・呪い殺してやるからなっ!?」 「うわあっ!?」 悪夢から目を覚ました柳原 潤(やなぎはら じゅん)は たった今見ていた悪夢と、その恐怖によって自らが上げた悲鳴によって目が覚めた。 着ていたパジャマには嫌な汗が吸収され変色している。 「ゆ、夢か・・・・」 我に返ると、そこは自室で既に明け方を迎えようとしている。 今日で3度目・・・・潤は「あの日」から同じ夢を立て続けに見続けていた。 潤の両手には今も香織を絞め殺した感触が嫌と言うほど残っている。 それはいつもと同じ有り触れた夜だった。 いつもように疲れ切った身体をベッドに沈め、安らかな眠りに着く。 それは当たり前の習慣であって、変化など無い。 しかしそんな有り触れた習慣と日々も、3日前から変貌した。 潤には身体だけの付き合い、いわゆる「セックスフレンド」の香織と言う女が居た。 香織とは週末にだけ会い、共に快楽に酔いしれる関係で 恋人と言う特別な関係ではなかった。 ただ週末と言う限られた時間にだけ会い、互いの性格を知る事もせずに ひたすら身体を重ねあう関係であった。 今思えば「香織」と言う名前も本当の名前だったのかどうか定かではないが その香織を殺した今となってはどうでも良いことである。 しかしながら、こうも立て続けに夢に出てこられるのも気分が悪い。 潤は椅子に掛けてあったタオルで額の汗を拭った。 香織を殺した理由・・・・ それは彼女の「妊娠」から全てが始まった。 危険な遊びだと言う事は分かっていたが、それでも快楽に勝てるほど強靭な精神力を持っていなかった潤は ただ一度の「真の快楽」に溺れ、そして新たな生命を宿してしまったのだ。 香織から妊娠を告げられた時の潤は、もはや絶望と言う言葉がピッタリの暗雲立ち込める表情だったに違いない。 それに輪をかけるように「産みたい」と申し出た香織を前に 潤は絶望から奈落の底へ突き落とされる思いで香織を見ていた。 潤には香織と未来を共にする気などまったくない。 勿論、その事は香織にも伝えてあるし、伝えている上でのセフレである。 本来セフレと言うのは「共に深く関わらず、肉体だけの関係」と言う約束が 二人の間に交わされて初めてセフレと呼ぶようになる。 つまり片方がこの公約から脱線すると、それはセフレとは呼ばなくなる。 道を外れた者が相手を好きになったらそれは立派な「恋愛」であり 相手も無責任な事は出来なくなるのだ。 二人の間にだけ交わされた約束は、当事者の二人が最後まで守ってこそ 「成立」と言う言葉が用いられる。 新たに生命を宿した香織が「産みたい」と申し出た以上 二人の約束は破られた事になる。 香織は「男の子だったら一樹(かずき)女の子だったらどんな名前にしようかな」 などと、潤からすれば信じられないような言葉を口にし始めたのである。 潤からすれば迷惑以外の何者でもない事実である。 しかし、香織が産みたいと言う以上、少なくとも自分と潤の間に出来た子供を「育てたい」と思っていると言うことになる。 そうなれば子供の養育費だけでなく、その他もろもろの費用を負担しなければならない。 潤は都内のIT企業に勤めており、「時期部長」と囁かれるほどのやり手である。 このまま問題なく出世街道を歩んでいれば、未来は約束されたようなものだ。 今ここで人生の汚点を自ら暴露するのは、とてもじゃないが利口ではない。 そう言ったマイナス要因を視野に入れながら、潤は香織に降ろすように伝えた。 しかし潤の申し出を素直に受け入れる香織ではなかった。 案の定、香織はとてつもない拒絶反応を見せ「一人で育てる」と言い張った。 香織は「養育費とか入らない」と言っていたが、潤は信じなかった。 女手一つで子供を育てるのは、このご時世では経済的にかなり辛いものがある。 後々になって「やっぱり払って」と言われるのは目に見えている。 女は現実的な生き物であるが、時に約束を破り、言っている事と違う行動を取るケースがある。 「時期部長」を目の前に控え、今ここで厄介な問題を抱えたくは無かった。 一人で育てる事を潤が否定すると、香織は激怒した。 「自分が身篭った子供を何故産んじゃいけないの?」 「妊娠したのは貴方のせいでもあるのよ」 と「これでもか!」と言わんばかりの罵声が潤に叩きつけられ、次第に潤も頭に血が上ってきた。 激しい口論の末、香織はとうとうこんな言葉を口にした。 「この事を貴方の会社に言いつけてやる!」 この言葉にはもはや愛などなかった。 いや、元からセフレであるのだから最初から愛など無かったのだろう。 さすがの潤もこの言葉には進退の危機を感じた。 完全に我を忘れた潤はいきり立ち、香織の首を両手で締め上げた。 ジタバタと暴れる香織であったが、所詮は女。男の力に勝てるはずも無かった。 ジリジリと締め上げられる中、香織は 「貴方に幸せな未来なんて無い。待っているのは私と同じ運命だけよ。 私も貴方の一番大切なものを奪ってやるわ。逃げられると思うなよ・・・・ 呪ってやる・・・呪い殺してやるからなっ!?」 と、まるで憎しみをぶちまけるように吐き捨て、その生涯を終えたのである・・・。 香織の死体は地方の山間部で燃やし、骨はその近くにあった池に投げ捨てた。 幸い誰も目撃者は出ず、それから数年余りの年月が過ぎて行った・・・。 見事部長に昇進した潤は、社長を介して知り合った現在の妻「清美」と結婚。 その2年後清美は妊娠し、息子の智也(ともや)を無事出産。 時の流れと共に智也も成長し、小学生になった。 まさに潤にとっては幸せの絶頂であった。 もうこれ以上に無いほど大切なかけがえの無い家族が愛おしくてたまらなかった。 しかし、そんな幸福もある日を境に豹変する事になる・・・。 「ねえ、パパ」 「ん?なんだい?」 「僕のママって一人だけだよね?」 突然、息子の智也がおかしなことを言い出した。 「当然じゃないか。智也のママはママだけだよ」 「ふ〜ん、じゃあさ、僕にはお兄ちゃんがいるでしょ?」 潤には智也の言う事がまったく理解できなかった。 さすがに不信を抱いた潤は 「どうしたんだ、智也。智也のママは一人だけだし、お兄さんなんていないよ。 パパには智也の言っている事が良く分からないな」 潤は智也と同じ背丈になるように、しゃがみ込んでそう言った。 「う〜ん・・・・」 智也は渋った顔で何かを考えている。 「どうしたんだ、智也」 「あのね、パパは一樹って男の子知ってるよね? それと香織って女の人も」 「なっ!?」 智也の言葉を聞いた瞬間、潤の目の前は真っ暗になった。 それと同時に自らが犯した罪と、今は亡き香織の顔が蘇る。 さすがに驚いた潤の心は激しく脈打った。 「な、何の事かな・・・智也は知っているのかい?その一樹君と香織って女の人」 「良く知らない。だけど一樹君は僕と友達になりたいって言うんだ」 「ちょ、ちょっと待って・・・智也、一樹君はどこにいるんだ?学校に居るのかな?」 「ううん、学校じゃないよ。夜になるとね、僕の部屋に遊びに来るんだ」 潤は唖然とした。一体どういう事であろうか。 一樹を身篭った香織を殺したのは事実だが、それは智也が生まれる前の話だ。 ましてや今の妻である清美とすら出会っていない頃である。 智也がこの世に生を受けたときには、既に一樹も香織も死んでいるのだ。 それをどうして自分の息子の智也が知っているのだ。 一樹と香織を証明する証拠でも残っていたのだろうか。いや待て、それは有り得ない。 万が一残っていて、それを智也が見たとしても それが何を意味するのかなど小学生の智也に分かるはずがない。 では清美はどうだろうか。仮に清美が香織の存在を知っていたとして、それを智也に話したとすると・・・。 いやそれもあるはずが無い。清美から聞いたとすれば「ママから聞いた」と言ったはずである。 しかし智也は言わなかった。清美から「パパには内緒」と言われていれば、潤には言わなかったはずである。 それに、清美が自分と香織の関係を知っていたとすれば、間違いなく問い詰められる事は目に見えている。 そうなれば少なからず気分を害するはずだ。 結婚当時、清美に変化は見られなかったし、妊娠したときのあの喜びようを見ていると とても「潤の過去」を知っているとは考え難い。 潤の過去を知っている清美が智也に話したと言う説は必然的に消える。 それでは一体どうして智也が一樹と香織の事を知っているのだろうか。 それに智也は妙な事を言っていた。 「夜になると僕の部屋に遊びに来るんだ」 まさか幽霊と化した一樹が智也に取り付いているとでも言うのだろうか・・・。 だが、これも疑問が残る。 幽霊となって人間に取り付くのであれば、何故香織ではなく一樹なのだろう。 一番憎き相手は潤自身であるはずだ。 それこそ怨念と化した香織が潤に取り付いたほうが、よっぽど合点が行く。 「智也・・・・ママは一樹君や香織と言う人の事を知っているのかい?」 潤はかなり怯えながら聞いた。 「ううん、知らないよ。教えた方が良い?」 「いやいやいや、言わなくて良いよ、うん・・・絶対に言っちゃダメだぞ」 「うん!分かった。約束ね」 「あ、ああ。約束だ・・・・」 智也はそう言うと自分の部屋に戻って行った。 「ただいま」 しばらくすると買い物から清美が帰ってきた。3つの買い物袋を重たそうに持っている。 「お、おかえり・・・」 もはや平常心を保てと言う方がおかしい状態の潤がひっくり返った声でそう言った。 「どうしたの?顔真っ青よ」 買い物袋を持ってくれた潤に、清美が言った。 「え、ああ。そ、そうかな?そう言えばなんだか寒気がするかな・・・」 「あらやだ、風邪?そう言えば最近流行ってるってテレビで言ってたわ。 熱があったりして」 そう言うと、清美は潤の額に触れた。 清美の右手が潤の額に触れた瞬間、清美の顔がわずかに香織とダブって見えた。 その顔は世にもおぞましい憎しみに溢れかえった表情をしていた。 「ひっ!?」 「な、なに?どうしたのよ」 我に返ってよく見ると、清美の顔から香織の顔は消えていた。 「あ、ああ。ごめん・・・・て、手が冷たかったもんさ」 「ああ、ごめんなさい。すっかり手が冷えちゃったわ。 だけど、この程度で冷たいなんて風邪を引いた証拠ね。休んだ方が良いわ」 「あ、ああ。すまないが、そうすると」 潤は逃げ出すように寝室へ戻ると、そのままベッドに潜り込んだ。 あれ以来潤の身近で不幸が相次いだ。 まず清美の母親が交通事故で他界し、そのショックでノイローゼになった父親も首を吊って自殺した。 不幸の連鎖は更に続き、息子の智也が学校の階段で何者かに突き落とされ右足を骨折。 その翌月には潤の母親が脳梗塞で倒れそのまま帰らぬ人となった。 立て続けに起こる不幸続きで、潤も清美も精神的にかなり追い詰められていた。 度重なる不幸。そして連続する葬式。 それに伴う出費に家計はギリギリまで追い詰められ、愛車を売る羽目になった。 そしてトドメを刺したのが退院した智也の発熱、そして肺炎であった。 まだ幼い智也は「意識不明の重体」にまで追いやられ、生死の境を彷徨っている。 泣き崩れる妻の清美。呆然と立ち尽くす潤。 あまりにも不幸が続く柳原家に、周囲の親戚たちは「何かに呪われている」と囁くようになり 挙句の果てには「呪われた家族」と陰口を叩かれる始末であった。 「もう止めてくれ・・・・」 夜、精神的に追い詰められやつれ切った清美がすすり泣く隣で、潤は静かに呟くと いつの間にか浅い眠りに落ちていた・・・。 何か声のような音が聞こえる。 潤は浅い眠りの中でうっすらと眼を開き、天井を見つめた。 果たして眠っているのか、それとも起きているのか定かではない。 しかし、見上げる天井から不気味な声のようなものが耳に飛び込んでくる。 「なんだ・・・」 それが夢なのか現実なのか分からない潤は静かに耳を澄ました。 「あ・・・の・・・た・・・な・・ば・・・や・・わ・・・」 「あな・・・の・・・たい・・・・な・・・もの・・・う・・って・・やる・・」 「あなたの・・・たいせつな・・・ものを・・・うばって・・やるわ・・・・」 「あなたのたいせつなものをうばってやるわ」 「うわああっ!?」 天井から聞こえた不気味な声は、死んだはずの香織の声だった。 香織の声は徐々に音量が大きくなり、呪詛のように繰り返し繰り返し天井から降り注がれてくる。 「や、やめろおおっ!?たのむ・・・やめてくれ・・・」 「あなたのたいせつなものをうばってやるわ」 「来るなっ!来るなよっ!」 「貴方どうしたのよっ!?」 突然ベッドから飛び起きた潤が不可解な事を叫んでいる事に気が付いた清美は ベッドの外で怯える潤を見てそう言った。 「あああ・・・か、香織・・・なんでお前が・・・なんでなんだ・・・なんでお前が・・・」 「香織?一体誰の事よっ!?しっかりしてよ、貴方!」 「あなたのたいせつなものをうばってやるわ」 清美の声と香織の声が重なり合う。 清美は後ろへと逃げていく夫の潤を追った。 だが当の潤には、それは清美の姿ではなく、香織の姿であった。 「来るなっ!俺が悪かった、悪かったから許してくれぇ!?」 「一体何の事よっ!?貴方、貴方ってばっ!?」 清美はそういうと手を伸ばし、潤を捕まえようとした。 「止めろっ!俺に触れるな、お前は死んだんだっ!」 「あなたのたいせつなものをうばってやるわ」 「貴方!貴方!?」 「うわあああっ!?」 とうとう潤はその場から駆け出し、キッチンへと入って行った。 「貴方待ってよっ!?一体どうしたのよ、しっかりしてっ!?」 潤の後を追う清美だったが、潤にはその姿は間違いなく香織であった。 「あなたのたいせつなものをうばってやるわ」 徐々に清美・・・いおや、香織の姿が迫ってくる。 身の危険を感じた潤はキッチンから包丁を取り出し、自分の前に構えた。 「貴方!?」 「それ以上近寄るなっ!?来たら殺すぞ」 「何言ってるの、私よ!清美よっ!?分からないの?貴方ってば!?」 「あなたのたいせつなものをうばってやるわ」 もはや潤の鼓膜は破けそうなほど、呪詛は大きな声へと変わっている。 「あなたのたいせつなものをうばってやるわ」 「あなたのたいせつなものをうばってやるわ」 「あなたのたいせつなものをうばってやるわ」 「あなたのたいせつなものをうばってやるわ」 「ああ・・・ああああああ・・・・」 潤にはもはや何も聞こえなかった。 ただ、目の前に迫り来る香織の姿に恐怖しているだけである。 「貴方、良い?落ち着いて。今そっちに行くから、ね? 落ち着いて包丁を床に置くのよ、良いわね?」 徐々に清美は潤に歩み寄った。 「来るな・・・来るな・・・来るなっ!?あああああああああっ!?」 「きゃあああっ!?」 次の瞬間、潤の持っていた包丁が香織の・・・いや清美の胸に深く突き刺さった。 「お前が、お前が悪いんだっ!?子供を産むなんて言うからっ!?」 「や、やめ・・・・」 潤は包丁を引き抜き、頭上へ振り上げ、何度も香織の姿をした清美に突き刺した。 「これでどうだっ!ええっ?二度と俺の前に現れるなっ!死ねっ!死ねぇぇ!?」 清美の身体に30ほど包丁を突き立てた後、潤は大量の返り血を浴びた身体を床に沈ませた。 激しい頭痛に襲われ、我に返った潤。 その目に映った姿は香織ではなく、清美の変わり果てた姿だった。 「あああ・・・き、清美・・・そ、そんな・・・こんな事が・・・・」 成す術も無く項垂れる潤。辺り一面血の海と化し、生臭い匂いが鼻を突く。 「あなたのたいせつなものをうばってやるわ」 「ああああ・・・・ああああっ!?」 再び先ほど同じ声が潤の真下で響いた。 潤は理性を失いながら真下を見ると、自分の胸の部分に香織の顔が現れ こちらを睨みつけながら不気味な声を発している。 「止めろ・・・止めろぉ!?」 潤は包丁を逆手に持ち、そのまま自らの胸に包丁を突き立てた。 「これで・・・す、全て・・・終わった・・・・も、もう・・何も・・き、聞こえない・・」 膝から崩れ落ちた潤の耳には、もはや呪詛は聞こえなかった。 「こ、これで・・・眠れる・・・・よ・・・よか・・・った・・・」 徐々に薄れ行く意識の中で、潤はずっと幻視を見ていた事に気が付かないままその命を終えた・・・。 *********** 父親と母親を失った智也は、その後施設に預けられた。 「先生、智也君の事なんですけど、その後何か分かりましたか?」 日頃智也の世話をしている担当の女が、先日智也の精神状態を診断した精神科の医者に聞いた。 「多分、遺伝子操作の極稀な突然変異ですね」 「遺伝子の突然変異?」 「ええ。智也君の言う一樹と香織と言う名前の人物とは実在するかもしれませんが 智也君が二人と会っている可能性は非常に低いですね」 「人物を知っているのに、会った事が無いなんてあるんですか?」 「有り得ない話ではありません。人間は前世の記憶を持っている人がいる。 それは忘れ去られているだけで、記憶には残っていると言う事になるんです。 智也君の場合、父親か母親の結婚以前の記憶でしょうね」 「結婚以前の記憶・・・ですか」 「そうです。つまり父親か母親かどちらかが結婚前に一樹と香織と言う名前の人物と接触していたのです。 その記憶がDNAと言う遺伝子を伝い、母親の妊娠と共に身篭った子供に記憶が宿ったと言う事になります」 「難しすぎて良く分からないけど、そういうこともあるんですね」 「人間と言うのは存在そのものが神秘的ですからね」 窓の外では父親と母親を一度に失った智也が、同じ施設に住む子供たちと仲良く遊んでいる。 「ねえ、智也君は親はいないの?」 一人の子供が智也に聞いた。 「ううん、ママがいるよ」 「そうなんだ。ママは会いに来るの?」 「今日来るんだってさ。あ、ほら来たよ。ママ〜」 「良いな〜ママがいて」 智也は迎えに来た母親の元へ走って行った。 「ママ〜!?」 智也は母親の足にしがみつく。 そんな智也を見て、女はこう言った。 「迎えに着たわよ・・・さあ行きましょう、一樹・・・・」 END |