悦楽共犯者 [DVD]



悦楽共犯者 [DVD]
悦楽共犯者 [DVD]

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エロって、滑稽で哀しいものなのね。

性欲、性の対象が人それぞれって本当ねえ…。
と、お茶をすすりながら「うんうん」とうなづいてしまう作品。
どいつもこいつも傍目から見れば変態というより、研究者。
悦楽共犯者たちの最終目的はずばり頂点に達すること。
その手段の為には多少手間がかかろうが構わず、またその手段がとんでもなく間違っていますが、それもまた構わない様子。
ところどころ突っ込どころ満載なのに、なぜか行為に及ぶ様子は悲哀に満ちています。
特にそう思ってしまうのは、私がおんなだからかもしれませんね。
ヤラレタ。

とにかく変です。面白すぎ、オカシすぎ。
おいおい、シュヴァンクマイエル師!!と、思わず心の中でツッコミまくりです。

敬愛する吉野朔実女史が著作で紹介し、丁度行われていたシュヴァンクマイエル映画祭ではフリーパス券にしたので全作観るつもりだったのですが。チラシや情報サイトのコメントにある通り、「自慰機械」だの「エロチック映画」だのという事前情報で、正直おっかなびっくりで挑みました。

・・・甘かったッス。

これはエロなのか?淫靡なのか?快楽・・・??
「自慰」・・・まあ、そうなんだけど・・・。「エロチック」・・・いや、確かにそうなんだけど・・・!
いや、もう、ホントに。予想外の展開でした。
登場人物は一言も台詞を喋らず、息遣いや生活音、それぞれのBGMだけで物語は進みます。
人間が主なので、シュヴァンクマイエル師独特のアニメーション(人形などのコマ撮り。セル画を使う方ではありません)も後半になるまで出てきません。
それなのに、もの凄い破壊力。脳天直撃。ニワトリと共に魂抜けます。

紹介文以外、登場人物の設定だとか、流れの紹介だとかは、知らない方がより楽しめると思います。
・・・紹介文すら紹介になっているのかどうか怪しいですが。
「独創的な快楽に向って突き進むひとびとの、涙ぐましくも滑稽なものがたり」
ポスターに書いてあったこの最後の一文が一番内容に合っているような気がします。
個人的には、プラス、「ミステリ風」。

悪趣味と言う人もいます。
他の作品同様、水気のある音に気合い入ってます。
生々しくてキモチワルイ箇所もあります。
食べ物は相変わらずマズそうです。
これから観ようという人がいれば、背後で思わず「グッド・ラック・・・!」と小さく親指立てつつ見送ってしまう。そんな作品です。
胸を張っては、お薦めしかねます。

・・・でも、面白いですよ・・・!(コッソリ
異常なフェティッシュぶりが笑いを誘うブラック・コメディ

 シュヴァンクマイエルの作品に今更こんなことを言うのも何ですが、えげつない悪趣味の極みです。まともな人間は一人も出てきません。内容を要約すれば・・・それぞれ思い思いの”趣味”の世界で想像を巡らしながら、自慰マシン制作に熱中する6人の変態中年男女をバカバカしくコミカルに描いた不条理変態映画・・・ということになりますが・・・

 台詞がいっさいないので字幕も必要なく、映像が全てを語っています。分かり易いんだか、分かりにくいんだか、よくわかりませんが、本能的で直感的という意味では分かり易い映画です。6人が6人とも筋金入りの変態で、はたから見たらまったくバカバカしい行動に全身全霊を傾けてのめり込むフェティッシュぶりに凄みがあり滑稽です。最初は「うぇ〜、気持ち悪!」と思いながら見ていても、慣れてくるとあまりのバカバカしさに笑わずにいられなくなります。チャイコフスキーをはじめ高尚なBGMと低俗な映像のミスマッチも笑えます。この監督は観客に不快な思いをさせたくて映画を作っているとしか考えられません。って・・・そこまで言うなら見なきゃいいようなものですが、なぜか見てしまうんです。この作品だって、一つ一つのシーン、いちいち癇に障ります。でも笑わずに見ることができません。極端には描いていても、「人間なんて、所詮はこんなもんだろうな」と、妙に納得させられます。
あやしい映画です

決して大衆受けはしないけれど、こういうの
好きな人ってちゃんといるんですよね。
かくいう私もそんな一人。
この作品は、わりとわかりやすいほうだと思う。
意外にも6人のつながりがだんだん見えてきて、
あっと言わされました。

本編とは関係ないですが、
私はシュヴァンクマイエルのフード描写が好きです。
あやしい。とにかく、あやしい。
そして、あまりおいしそうに見えないんですね。
でも、シュヴァンクマイエルの作品を見ると、
ああ、これなんだー、とさえ思ってしまう。
ぜひ見てみてください。私の言いたいこと、
きっとわかっていただけると思います。
カルトな変態的映画。

R指定ぐらい付けといた方が好いんじゃないですかね。この映画。子供が見ると危険。愉悦たる欲望、即ち悦楽に取り付かれた男女6人のカルトな人間模様をねちっこく描いたマニア映画。決して大衆受けしない映画ですがその変な作風と世界観に一度見ると忘れられなくなります。一言で言うとそういう映画。
「俺はそういう映画大好きじゃ〜!」という兵は是非。

私は微妙だった。よって★三つ。



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