いま生きているという冒険 (よりみちパン!セ)



いま生きているという冒険 (よりみちパン!セ)
いま生きているという冒険 (よりみちパン!セ)

ジャンル:旅行,観光,トラベル,旅行ガイド,海外旅行,観光情報
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冒険談としてお勧め。+αはもう少し。今後に期待!

通勤途中の電車の中で朝日新聞を読んでいると、この方のコラムに目が留まりました。
1語1語がアツく、研ぎ澄まされた「刀」のようで、一人感動してしまいました。
もともとアラスカ写真家、故星野道夫さんの文章が大好きだった私は、同じような
ワクワク感を味わえるのではないかと期待してこの本を読みました。

この本はさまざまな筆者の冒険談が短くまとめられる形で書かれています。
高校生の時のインド旅行、アラスカ、アフリカ、ミクロネシアなど。
同年代の私にとっては考えられないような、アグレッシブさ、厳しさで、
楽しく読み進めることができました。冒険談としてはよくまとまっています。

一方で冒険が好きでその費用確保のために本を出している、という感覚も
感じられ、本当に日記+αという感じで、新聞のコラムに比べると
練られていない文章が目につきました。
各章の最後のほうのちらっとの感想のようなものも、もっと具体的に
伝わってくる表現の仕方を練ってほしいな、と思いました。

私は商品の説明の「精神の冒険と想像力の旅について静かに問いかける」と
という言葉に「星野道夫」的な文章を期待してこの本を買いました。
ただ、純粋に冒険談として買う方にはお勧めしますが、
「精神」「想像力」などの+αは伝わってきませんでした。
(というか想像力、という話は基本的に最後の1ページにさらっと
書かれているだけです)

私も東南アジアで生活したり、研究をして論文を書いたり、という経験があります。
書いている自分はその場にいたからリアルさ、というのは感じられても、
村の人と直接交わったわけではない読者には臨場感がありません。
そうした面の工夫をもう少ししてくれるようになると素晴らしいと思います。
まだ若い方、今後に期待です。これからも注目して本を手に取りたいと思います。
若い新任の先生の話を聞く中学生の気持ち

よりみちパン!セシリーズの中の一つの本ですが
このシリーズの中では
この本がいちばんヒットしました。
他の本は、「中学生」に向けて書いてあるというより
中学生ぐらいの子供を育てる
「大人向けの本」だったと思う。
「中学生にはこう伝えるんだな、ということを学ぶ本」というか。
それはそれで、子供のまま親になる人が多いと感じられる
いまの世の中で、役に立つとは思うのですが
この本の場合は、若い新任の先生の話を聞く
中学生の気持ちになって、話に引き込まれて新鮮だった。
ラストはちょっと、わたしにとっては熱すぎて
「ウギャっ」とも思ったが、
それでも、書き手が若い+他にない写真で、
とてもよい本だと思いました。
人生とはつまり壮大な冒険

著者が冒険家であるというイメージからくるものなのでしょうが、世界中での
達成した偉業についての本だと思っていたのですが、本書はそのようなところに
力点は置かれておらず、むしろ各冒険を通して、著者の精神的発達を通して
読者へ『「いま生きているという冒険(人生)」で何を成し遂げていますか?』と
やさしく問いかけているような印象を受けました。
冒険の内容も遭遇する危険を乗り越えるだけの話ではなく、著者が一歩
引いて冷静な視点から自分の行動を観察し続けているところで書かれている
ので、むしろあっさり目の文体ともとれます。冒険中のかなりの枚数の
写真が挿し込まれており、これもとても著者の視点を反映しているとも
捕らえることができ、写真家としても通じる冒険家といえると思います。
気持ちが萎えそうな時、困難へ立ち向かうすべての人へお勧めですが、
著者が生きていく中でいちばん大切だと考える「それでも生きること」
という言葉が私たちのこころにストレートに訴えてきます。
小中学生にも是非読んでほしい

凡人ではできないようなことがひょうひょうと書かれていることに少々励まされます。日常の延長、多くの日本人がしている旅行の延長で、筆者の体験と少しでも近いような体験に一歩踏み出せたらどんなに世界が広がることだろうかと。
筆者が「精神の旅」「想像力の旅」を提唱するに至った過程も分かりやすく説明されており、「心を揺さぶる何か」に向かいあうことの重要性に説得力を感じます。
本当の冒険とは何か

 (本人はあまりそう呼ばれるのを好んでいないようだが)冒険家、写真家、エッセイストとして若手では現在最もイキの良い活動を展開している著者が、小学校高学年から中学生を主な対象として書き下ろしたエッセイ・写真集。

 著者のこれまでの冒険行の思い出を通して、世界の多様さを読者に提示しつつ、最終的にはしかし「真の冒険とは人跡未踏の地に入り込んだり危ないことをすることではない」という著者の哲学を、わかりやすく語りかける。つまり、自分自身のありようを未知の方向に差し向けていくことこそが冒険の本質であるというのである。評者は著者のこの思想に深い共感を覚えた。

 添えられた写真も、後半に行くに従って表現の深みは明確にましており、写真家としての著者の成長もよくわかる。大人の読書にも耐える名著。



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