水爆に沈んだ南海の孤島に
ハナアルキは実在した!

鼻行類表紙

「鼻行類〜新しく発見された哺乳類の構造と生活」

 ハラルト・シュテンプケ 著

 日高敏高・羽田節子 訳

(株)思索社 一八〇〇円

鼻行類たちの不思議な世界

 

テレビの動物番組が好きな人には三度のメシを抜いてでも読んで欲しいのが、この動物学の名著「鼻行類」。挿し絵を見てもわかるように、文字通 り鼻を使って歩く哺乳類の一種なのだが、その14科189種のなかには、ここに挙げたいがいにも鼻ちょうちんで波間に浮遊しながら水中生活を営むもの、鼻で地中を掘り進むものなど昆虫なみにバラエティに富んだ連中がゴマンと存在するのだ。

 

ナメクジハナアルキ

ミツオハナアルキ
アナホリマキガイハナアルキ

ミツオハナアルキ

湿地帯に棲息。鼻はカタツムリの足と同じ機能だが、逆行もでき、毎分10メートルもの速さでの移動が可能。

鼻からの分泌物で土台を作り(ほぼ一生そこに固着)、尾からの粘着液で昆虫をとらえ、毒針で麻痺させて食物とする。

ナゾベーム

ダンボハナアルキ
ナゾベーム

ダンボハナアルキ

島内で最も一般的に見かけられる鼻行類。鼻は海綿体の収縮によって稼働し(鼻行類の多くは涙腺で呼吸を行う)、尾は内部に腸管がのびており、その腸内ガスによって膨張し、高所の植物の実などを収穫することができる。

トビハナアルキの中でも最も進化した種類で、通 常のトビハナアルキが、ただ飛び跳ねるだけの能力に留まっているのに対して、ダンボハナアルキは、その大きな耳を羽ばたかせてグライダーのように滑空することができる。

 

科学を揺るがす大発見? 動物学の傑作パロディ?

 

れらの恐るべき鼻行類が棲息していたのが南太平洋のハイアイアイ群島。第二次大戦中の日本軍の収容所から逃げ出した捕虜が漂流中に偶然に発見した未開の島だ。

原住民は発見者が持ち込んだ流感により絶滅、島にはこの謎の鼻行類たちが残された。その後ダーウィン研究所が開設され、本格的な研究が開始したものの、200キロ離れた地点で行われた核実験による地殻変動で、研究者、研究資料、そして鼻行類と共に島は瞬く間に沈んでしまう。

とここまでの説明でおわかりのように、この本の背景は限りなくインチキくさい。動物学に明るくないワタシのような人間には疑念が生じるものの、あまりの完成度、リアルさ、面 白さに、本能は確実に鼻行類の存在を認めてしまう。当書の解説にも発行当時の書評にも真偽は書かれてないし、動物学に詳しい人には常識なのかもしれないが、誰か本当のこと教えて!

 

この本は実在の書籍であり、

HP管理者のでっち上げではございません。

こういうときバカページってのはやりにくいっすね。ここまででっち上げられるほどワタシは素晴らしい人間ではございません。