染物見習メモ



その壱 マリーゴールドの花びら染め




1年くらい前からキッチンで
手軽にできる染めを楽しんできました。
編み物の先生が草木染めをされる方だったので、
教えていただきながら最近では編み物仲間と
教室で楽しんでいます。

染めというと身構えてしまう方が多いかと思いますが
キッチンで安全に手軽にできるのです。

なるべくお金をかけず、キッチンにあるもの、
または、自分の庭で剪定した葉、
雑草のようにあちこちで見かける草、
などを使ってこんなに楽しめることを
知っていただけたらうれしいです。





息子が通う学校の先生にお願いして、
花壇のマリーゴールドの花摘みを
させていただきました。

オレンジ色の花が特によく染まると聞いて
オレンジを集中的に。
お友達とおしゃべりしながら約30分。

3、4kgの花が摘めました。



手順

草木染めはいろいろな方法があります。
ここでは私が先生から教わったある1つの方法を紹介いたします。

題名のとおりメモですので、あしからず。
(編み物教室で撮影しました。)


雑記


 @まず少量の湯に媒染として使う
「ミョウバン」をとかします。
  目安として100gのものを染めるのに
対して中さじ1ぱい。
  とけたら湯または水を足します。
水またはお湯の量も染めるものの
10倍が目安。
染める物はぬるま湯で軽く絞っておき、
始めから鍋に入れてしまいます。
布物は広げて入れましょう。

グツグツしたら約15分そのままに。
  
  


口に入れても安全な媒染は
「ミョウバン」しかありません。
染め専用の物もありますが
スーパーで売っている漬物用で十分です。

お鍋はここではステンレスの寸胴を使っていますが
家では50gの毛糸玉2つ入れば一杯の
ボールを使っています。
安全とはいえ色がつくので染め専用に
しておいたほうがいいかもしれません。
特に菜箸は媒染ごとに
用意することをお勧めします





 A新しいお湯または水を用意し、
マリーゴールドを入れます。

   染めるもの以上の材料が必要です。
この時は毛糸、シルクのスカーフを含め
800gに対してマリーゴールド1kgを使いました。

100g10分を目安に材料を煮ます。
   白いカップなどで色を見ながら、
色がそれ以上濃くならなかったら
   さあ、いよいよです。





媒染した材料は他の入れ物に取り、
冷めてから軽くぬるま湯で絞っておきます。
本当は花びらだけが理想ですが、
花の下についている葉も
そのまま入れてしまいました。




Bマリーゴールドを漉します。

土や、虫、まで一緒に漉されました。





かなり熱いので手袋は軍手の上に
ビニール手袋を重ねるか
業務用のものをご用意ください。





C漉して残った染め液をもう1度火にかけ
染める材料を入れます。
毛糸はなるべく温度差を替えないようにしたいので
できたら、ある程度冷ましてから入れ、
火にかけたほうが良いです。

すでに媒染してあるので
後は好きな色になったら
材料を出すようにします。

染めた材料は必ず乾くと色が
薄くなります。
それも考慮してください。


時々材料を手袋をしてそっとかき回すように
鍋の中の上下のものを入れ替えます。




シルクはすぐに染まりますが、
毛糸は熱い染め液から出して
すぐ洗うような事はせず、
いいと思ったら火を止め
そのまま鍋に残して冷まします。

この時は染め液に入れたまま
それぞれのバケツに入れて
持ちかえりました。


その後液が冷めたら軽く絞って
ネットなどに入れ1分ほど脱水し
日陰干しをします。
↓こんな色の毛糸に染まりました。




←のシルクは
向かって左から
たまねぎの皮(二番煎じ)
セントジョーンズワート(ハーブ)
この時のマリーゴールド
くず
たまねぎの皮
で、それぞれ染めた色です。

セントジョーンズワートだけ銅媒染めです。

シルクは染め専用のものを使っています。




キッチンで手軽に楽しむ1つの提案

シルクを用意して染めるのは、初めは勇気が必要だったりします。白いハンカチ、ガーゼならあるわ、という方ぜひそれでお気軽に染めてみましょう。
ただし、綿のものはよく染めるために下処理が必要となってきます。

残ったり賞味期限が切れた牛乳を同量の水で薄め、ハンカチなどがひたひたになるくらいにして30分以上そのままつけておきます。
これをしぼり完全に乾かします。これをできたら2回くりかえします。
乾かすときもセンタクバサミではさんだ部分にうっすら線がついたりしますのでなるべく端をはさむようにします。
これをやっておけば、いつでも染めることができます。

たとえば、ほうれんそうをゆでている間に隣で媒染を始め、ゆで汁で染める。
お汁粉を作るときにゆでた小豆のゆで汁を使ってみる。賞味期限の過ぎた紅茶を煮たててみる(いい香りが漂いますよ〜)
たまねぎの皮を何日か分ためておく。バラや、ハーブの剪定をしたらその葉を使って染めてみる。
ハンカチやガーゼならたくさんの分量がいりません。

私は家で毛糸を染める場合も安い白い毛糸を用意し、カセにもせずに玉のまま染めてしまいます。 むらが出来やすいですが、そのむらも編んでいて楽しいのです。
むらなく、綺麗に染めることも大切ですが、自分だけで楽しむのでしたら、どうぞお気軽にお試ください。

全く同じことをやってもまた同じ色になるとは限りません。むしろ、同じ色はない、と思って世界にただ1つの自分の色を作ってみませんか?





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