子ども達に「愛」 や「恋」の話を!

 年休補欠であるクラスに入ったときのこと。急なことで、予定と言うほどのものもない。
生徒達は「先生の初恋の話」をしてくれと盛んにせがむ。拍手まで起こる。
 どうやら、私が昨年の卒業生にした話を、又聞きしてのことらしい。拒む理由もない。貴重な空き時間だからゆっくり本でも読みたかったが、今時はこんな話をしてくれる教師はいなくなったんだろうなと思い、応じることにした。
 と言っても、経験実話はほんの少し、後は生徒用に長年の教師生活の間に創作したものである。生徒達は時には真剣に、時には笑いながら、また時にはしんみりしながら、はたまた大きくうなずきながら聞いてくれる。もう何回したかわからないぐらいしている話だから、次はどんな反応が返ってるくるのか、鏡をみるようにわかるので話していても楽しい。私はだんだん内緒話のような声になるが、彼らは身を乗り出して聴いている。今時の中学生でも話によっては、こんなによく聴くことができるのである・・・・。
 今、愛や恋を子どもに語る教師が少なくなってしまっているのではないだろうか。
子ども達が実は一番求めているのにである・・・・。もちろん、中身を充分吟味してのことであるが、私は教師は男女の「愛」ももっと語って欲しいと思う。子ども達は「愛」のモデルを持っていないことが多いのだから。最も興味関心を持つことでありながら、どこにも、モデルがなくて、不安になっている子が多いのだから。
 その際の教師の話には、創作があってもいいとおもう。私の話の場合の創作は、
@リアル性
A人間性
B共感性
Cお笑い性
D哀感性
E日常性
などを大事にしている。
 こんな余話もある。
私の話を聴いた女の子が、家で母に長々と語ったのそうです。その母がどこかで家内に「いい話を聴かせて貰って」と丁寧に挨拶されて困ってしまったそうです。家内は「あれは全部うちの人の創作でホントじゃないんです」と赤くなって弁解したそうです。
 どうぞ先生方、気持ちを楽に持って、自らの恋愛経験を多少でも理想化?しながらでも、子ども達が夢を持てる「愛」の話をしてやってください。そんな実践応援してます!