自治的集団には自治を支えるマナーと訓練が不可欠である。その場をどこに求めるか。日常的にやらなければ身につかないことだから、毎日ある「朝の会・帰りの会」
こそ最もふさわしい指導の場である。これをおろそかにしておいて、自治的集団は育たない。
1・ 時間になっても、担任教師がが教室に来て指示するまで始まらない。
やや大仰に書いてきたが、驚いてはいけない。これら21の内、いくつかは、いや半分以上は今日の多くの中学校の朝の会や帰りの会でごく一般的に見られる姿なのである。
こんな実態からマナーを教え、自治の力を伸ばす会活動にどう変えていくか、次に述べていく。
朝の会、帰りの会は多くの学級においてどのように行われているのだろうか。
2・ 担任が正面に立って、担任教師に「おはようございます」等と挨拶することから始まる。
3・ 司会の子どもが前に出てこない。
4・ 司会が出てきても正面に立たないで隅のほうにいる。
5・ 司会が面倒くさそうで声も小さい。教室の後ろまで聞こえない。
6・ 多くの子が司会を無視、後ろや横を向いてしゃべったり笑ったりしている。鞄を片づけ始めたり着替えをしている子もいる。
7・ 遅れて入ってくる子どもがいる。なんの謝罪もない。朝など平気で机に「ドン」と音をたてて鞄をおく。
8・ さらに鞄から教科書などを机の中にしまい始める。朝の会、司会の事など眼中にない様子。
9・ 決まったプログラムがない。あってもプログラムが貧弱。またプログラムにあることが行われずに時間がくることも。(特に歌)
10・ 最後の「先生の話」、プログラムの一つとして紹介してくれない。
11・ 催促すると司会が面倒くさそうに「担任の話」とだけ言う。
12・ 担任教師が話し出しても静かにならず際限なくしゃべり笑う子が多数いる。制止する子もいない。
13・ 中には部活のテニスラケット、バットやグローブ等を持ち出している子もいる。
14・ 担任教師の話を聞くより、明日の予定黒板を一生懸命写している子がいる。
15・ 担任教師は話を聞かせるため大声で余裕がない。話は必要な連絡だけで終わる。
16・ 最後は、正面の担任に「さようなら」の挨拶で終わる。
17・ このとき挨拶をせずにもう教室を飛び出している子もいる。
18・ いや、最後の挨拶に起立するのだが、立たない子もいる。
19・ 立つと同時に出口のほうに行き、自席にいない子もいる。
20・ 司会の閉会宣言がない。
21・ いや、司会は教師の話の時にもう前にいない。自席に戻って帰る準備に余念がない。