元兵士が語る戦争の真実J

日本の戦争は「生命線・生存権」などと称して、最初から他国の領土を取ることをあからさまに目的にしてたたかわれたことが特徴であり、そのやりかたも無法さと野蛮さが目立ちました。  人間を人間として扱わない野蛮さは、他国民に対してだけでなく、日本の兵士や士官の扱いにも表れました。補給を無視した無謀な作戦で多数の兵士・士官が戦場に置き去りにされ、その多くが戦闘ではなく、飢えのや苦しみの中で死に追いやられました。ニューギニア、ガダルカナル、フィリピン・・・・。このインパールもそんな戦場の一つです。  「あの戦争は正しかった」と宣伝する靖国神社が、「英霊」のこのような実態を知らせずその「武勲」「後遺徳」をうんぬんするのは、無謀な戦争指導を行った者の責任を否定するものであり、大量餓死者への冒とくです。  *餓死者が戦没者の6割を占めることを明らかにしたのは故・藤原彰氏の「飢え死にした英霊たち」(青木書店)です。  (このシリーズはこれで終わりです。ご愛読ありがとうございました。)