元兵士が語る戦争の真実E

戦死者の6割が餓死 インパール作戦 地獄の敗走
 60年目の8月15日がきても、日本に帰ることなく異国の土に眠る兵士たち。その多くが実は、病気と飢えの苦しみの中で無残になくなりました。戦病死者(そのほとんどが餓死者)は140万人。戦没軍人230万人の実に6割を占めます。なぜこんなことにー。  大分県臼杵市の辻密男さん(88)は「烈師団」防疫給水部員(陸軍衛生軍曹)としてインパール作戦に従軍しました。地獄のような敗走体験を証言します。                               ◆  補給無しで2カ月も戦闘して、食料はとうになく、砲弾も撃ち尽くしてしまった。英軍兵舎倉庫に押し入って得たメリケン粉、缶詰もなくなって(1944年)の6月1日から退却を始めた   (続く)