同じ愚を繰り返すな!


 自治体独自の教育改革?が毎日のようにマスコミに登場している。1年を2学期制にするとか、中学校の学区制を廃止したうえで学部制のようなものにするとか、果ては有名 企業が学校を設立するとか、枚挙にいとまがないほどである。この流れはまだまだしばらくは続くのであろう。
 だが、私はこうした流れに危惧を感じている。一見華々しくみえる教育改革のどの報道も、何か地に足がついていないのである。改革の内容が全て上(地方教育委員会)から の発想であり、地域から、子を持つ親たちから、そして何よりも学校の主人公である子ども達、教師達の声からの改革とは思えないからである。これでは「学校は誰のものなん だ!?」と言いたいのは私だけではないだろう。子ども達、現場の教師達、親たち、地域の方達の声に謙虚に耳を傾けない「教育改革」は必ず失敗する。失敗のツケは子ども達 に現場の教師達にいつも押しつけられる。もういいかげんにこういう悪しき繰り返しは断つべきである。「子どものことは子どもに聞け」「現場のことは現場に聞け」、この大 原則を確立しないかぎり教育改革は教育改悪にしかならないことを、行政担当者は肝に銘ずべきだ。こんなことはもう既に旧文部省や文部科学省の数々の失敗でわかりきってい る筈なのだが、今また同じ愚を繰り返しているように思えてならない。