陽だまりの公園の芝生にに若い夫婦が寄り添って腰をおろしている。その先にはよちよち歩きの幼子が無心に歩いたり座ったりしていた。二人は子どもに穏やかな
微笑をおくりながら何か話していた。「子育て二人で楽しんでね!」私はそんな無言のメッセージを送りながら通り過ぎた。
子育ては「楽しいもの、楽しむもの、この世のあらゆる事業の中で最も尊い物、価値あるもの」、私はいつしかこういう思いを強く持つようになった。だから、子
育て真っ最中の若い夫婦をみると、「応援してやりたいなー」といつも思う。そして幼子の虐待や事件事故などに報道で触れる度にたまらなく悲しく腹が立つ。
もう20数年も前のことです。家内が俄に産気づいて真夜中に入院、分娩室入り。私は気を揉みながら廊下で待機。初産ということもあったのだろう、朝になっ
ても生まれない。とても学校に行って授業をできる精神状態じゃない。年休を貰うために職場に電話をしょうとしていたら、気丈な家内の母が「男親がそばにいると
子どもはなかなか生まれてこない、あなたは学校に行きなさい」という意味のことを言うのです。義母には逆らえないから私は渋々車で1時間もかる道のりを学校へ。
ちょうど朝の打ち合わせをしている最中に遅刻して学校に着いた。ドアーをあけると、とたんに大きな拍手とおめでとうの声声!私が産院を出て間もなく生まれたと
いう電話が入ったのです。「生まれましたか!」とボーッとした顔の私に、このとき校長の言った言葉がエラかった!
「せっかく遠いところを出てきてくれたが、先生は今日の勤務は終わり!帰ってください。」
私は腰もおろさず1時間の行程をトンボ帰り!「しまった!男の子か女の子か聞いて出てくれば良かった、家内は元気か」そんなことを思いながら道を急いだ。
人間の新しい命の誕生を、苦しみも多けれども、子育てを応援し楽しめない職場や企業に未来はない。
子育てを応援し、子育てを楽しみましょう!