今、中学校の時間割や生活はどうなっているの?
「今、中学校の時間割や生活ってどうなっているの?」と、小学校の教師からの質問。なるほどである・・。ここ何年かの矢次早の改革?(改悪)で、小学校教師には中学校の時間割がどうなっているのか、自分の中学校時代とは大きく変わっているとは思っていても、よくはわからなくなっているのであろう。かくいう私も7年ぶりに中学校に戻ってみて、その様変わりぶりには驚きの連続であった。質問を寄せてくれた小学校教師のためにも、わかることを書いておこう。
まず、土曜休みになって、基本的には週30時間。内、学級の枠を離れてする学習や活動を挙げてみると、総合の2時間。(学校によっては学級単位の所もある)更に5教科(国・社・数・理・英)から選択の1時間。4教科(音楽・体育・技術家庭・美術)から選択の1時間。男女別体育の時間が2〜3時間。(学年や前後期の時間割等で異なるようです)更に更に、数英の少人数授業が多くの学校で入ってきてこれが6時間ぐらい。総じて10時間〜13時間ぐらいは学級全員での学習や活動ではなくなってきているのである。この傾向は将来、学級というもののない学校像を予見させる。男女別の保健体育以外は近年の教育改革で導入されたものばかりであるので、次にこれらの新しい試みで現実に中学校がどうなっているか、簡単にコメントしておこう。
まず、鳴り物入りで登場した総合。私の耳に聞こえて来る限りの学校では、「もうどうにもならない、こんなものやめたい、ない方がいい」という悲鳴ばかりである。選択教科。選択とはいっても多くは選択の自由の余地は少ない。子どもも「どうでもいい」的な感覚の上に評価もA・B・Cといった半端なもので、学級の枠もないので、授業そのものを成立させることが困難になってきている。ある学校からは「選択の時間は遊びになってしまってエスケープが多くて困っている」という報告もあった。少人数指導指導については前項に書いた。
次に、教科学習の時間割の話をすると、9教科全ての時数が従来より減少していて、(英語だけは増加しているのかな?ごめんなさい、私もよくわかっていない部分です)基礎学力の落ち込んだ子どもが確実に増加していることが、多くのの教科で指摘されている。
また、実はこれが一番問題なのだが、こうした改革(改悪)が、子ども達の人間関係の希薄さを増幅させていることも見逃せない。だから、以前は比較的容易にできた集団づくり実践も、現在はなかなか進まなくなって、子ども達の発達をも阻害している。
今や、現場の実態や要求を汲み取らないで、文科省が机上の浅はかな論理で進めてきた教育改革の弊害は極まりつつあるといっても過言ではないだろう。