まず、指導力不足と誰が認定するのか、という難しい問題があるが、現場では以下のようなことが現実に起きているという。ある日突然、普通の教員が教育教育振興事務所 に呼び出される!そして、
所長:今、学校の様子はどうですか。
教員:田舎の素朴な子達11人で、みんなおっとりしていて楽しくやっています。
所長:なかなかうまくいかないものでしょう。今年全研やりましたか、どうでしたか。
教員:子どもが一生懸命やってくれました。
所長:はたして、他の先生方はそんなふうに評価してくれたでしょうか。
教員:子どもが一生懸命考える授業だと言ってもらいました。
所長:研修していますか
教員:パソコンなど、他の先生に教えてもらって練習しています。
(つじつまの合わぬ会話)
所長:そんな状態なのに、校長先生は学級を見に来たり、指導をしてくれないのですか。支援に入ってもらっていますか。
教員:校長先生は、どの教室も回ってみてくださり、子どもや授業について指導してくださいます。
所長:あなただけじゃないんですか。前のクラスはどうしたか。
教員:前もっていたクラスは、性格のいい子達でしたが、障害を持っていたり、学習が遅れている子が多数いるクラスで大変でした。
所長:ハローワークでは仕事がなくて困っている人がいっぱい集まっている。もうちょつと努力してもらわなければ困る。あなたは教師としての資格に欠けている。担任は持
たないで、研修してもらう。
教員:研修しないのなら、この仕事をやめろということですか。
所長:やめろとは言わない。でも自信があると言い切れますか。この学校ではいいかもしれないけれど、他ではあっちこっちでクラスが崩壊している。そんなクラスももてる
自信があるのですか。親や子どもも難しくなってきている。あなたについてはあっちこっちから苦情がきているわけではない。1週間以内に返事をください。
この教師は「この所長のような人権を無視した扱いを、どの子にもしてこなかったことを誇りに思い」、自ら年度末に退職を選ばれたという。一体これはなんであろうか!
子どもを育てる現場でこんな非人間的なことが行われていいのであろうか!愕然とせざるを得ないのである・・・。
この問題については次回以降改めて論じたい・・・。