家の孫、どうやね?
長い教師生活の振り出しは、山の中の小さな小さな小学校であった。
全員集まっても50人ぐらいだった。
ある日、授業をしていると、草刈り籠を背負ったお婆さんが窓の外から顔を出した。
「いつもお世話さんで。先生!家の孫、どうやね?」
「定夫。ちゃんとやっとるか。」
定夫君はニコニコしながら、
「お婆ちゃん、うん、やっとるよ。」
私、
「お婆ちゃん、せっかくやで、入って休んでって下さいよ。」
お婆ちゃんは汗をふきふき教室に入ってきて、孫の計算練習をうれしそうにみておられた。
時々、頭をなでたりこづいたりしながら。
帰りに、瓜か何かを置いていって下さって子ども達と食べた。
今、こんな学校は日本のどこにも無い・・・・・・・。
しかし、「学校」の原点はあの「学校・・・・」だと今も思う。
初めて担任をした子ども達と!20数年たった今でも、
この子達の名前、想い出が蘇る・・・。
遠足でどこに行ったのだったかな?
今となっては思い出すことができないが
本当によく遊び、いつも子ども達と一緒だった・・・・。