火龍の作品










子ども扱いをされるのが嫌だ





「へえ〜お手伝い?」

「偉いわね〜」


そんな言葉、聞き飽きた
ついでに言われても全然嬉しくない

おじいちゃんの山荘で休みとか手伝ってきて
最初は嬉しかったけど(俺も子どもだったな)
今はそうでもない
もう15歳なんだから
子どもに対する褒め言葉はやめて欲しいよ
全く!!






「はぁ〜」

そう思ってても子ども扱いは終わらない
最近の大人はいつまで経っても!!
子どもを大人と認めない
・・・・・・・
・・・悪い傾向だ



だからニートとかが増えてるんだよ
いつまでも子ども扱いしてたら
社会のためにならないよ

俺はそんなことを思いながら受付をしていた



「え〜と、今日の予約はあと一人」

予約表を見たのと同時に山荘のドアが開いた
今日最後のチェックインだ


「サラ=ペインターよ」

・・・び・・・美人

「じゃ・・じゃあこの用紙に必要事項の記入を」

「君はアルバイトで?」
「ううん、ここの山荘のオーナーがおじいちゃんだから」
「偉いのね」

そういってサラは、用紙の記入を埋めて行く



何故だか解らないけど・・・
今まで散々言われてきたはずの


「偉い」

が、とても嬉しかった





それからしばらく経って、
サラはまたこの山荘に来た
そして俺は狼に狙われそうだったサラを
助ける事になる